パンの木を植えて

主として数学の話をするブログ

羊がいないなら素数を数えればいいじゃない - 演習問題24.1

\[ %%% 黒板太字 %%% \newcommand{\A}{\mathbb{A}} %アフィン空間 \newcommand{\C}{\mathbb{C}} %複素数 \newcommand{\F}{\mathbb{F}} %有限体 \newcommand{\N}{\mathbb{N}} %自然数 \newcommand{\Q}{\mathbb{Q}} %有理数 \newcommand{\R}{\mathbb{R}} %実数 \newcommand{\Z}{\mathbb{Z}} %整数 %%% 2項演算 %%% \newcommand{\f}[2]{ \frac{#1}{#2} } \]

おはようございます.

どうにも寝れないので素数を数えようと思います.

今日は最近第4版の邦訳がでたばかりの,シルヴァーマン『はじめての数論』の演習問題をぼちぼちやっていきます.

\[ %%% 黒板太字 %%% \newcommand{\R}{\mathbb{R}} \newcommand{\C}{\mathbb{C}} \newcommand{\Q}{\mathbb{Q}} \newcommand{\Z}{\mathbb{Z}} \newcommand{\F}{\mathbb{F}} \newcommand{\N}{\mathbb{N}} %%% カリグラフィー %%% \newcommand{\calf}{\mathcal{F} } \newcommand{\calg}{\mathcal{G} } %%% 引数を取るもの %%% \newcommand{\f}[2]{ \frac{#1}{#2} } \newcommand{\im}{\operatorname{im} } \]

問 a

やるのは問題 24.1 です.

(a) 素数 $p < 50$ で,$p= a^ 2 + ab + b^ 2$ の形に表せるものすべてのリストを作れ.たとえば,$p=7$ は $a=2$ かつ $b=1$ でこの形に表せるが,$p=11$ はこの形には表せない.パターンを見つけて,この形に表せる素数について正確に推測せよ.

ひたすら計算しまくるやつですね.やっていきましょう.

方針としては,$a$ の値と $b$ の値を虱潰しに調べる感じでいきます.

えいやっ.

f:id:seasawher:20220212170638j:plain

とまあこのように,$3$ で割って余りが1であるか,あるいは3であることが条件であろうとわかります.

逆に $p= a^ 2 + ab + b^ 2$ と表せるならば,$a^ 2 + ab + b^ 2 = (a+ 2b)^ 2 - 3b(a-b)$ なので逆の成立はすぐにわかりますね.


問 b

(b) 同じ問いを素数 $p$ が $p= a^ 2 + 2 b^ 2$ の形に表せる場合に行え.

まあこれも虱潰しにやればできますね.

f:id:seasawher:20220212170625j:plain

今度は8が出てきました.なんで8なんでしょうね…?

感想とまとめ

コンピュータでやらないといけないかなーと思っていましたが,別にそんなことはなかったですね.

これくらいなら手計算でもなんとかなりました.

でももう少し数値が大きくなってきたら,機械にやってもらいたくなりますね.