パンの木を植えて

数学の話をしたり,しなかったりする日記

ブックガイドの記事を新しくします - 「数学の歩き方」新設-

\[ %%% 黒板太字 %%% \newcommand{\A}{\mathbb{A}} %アフィン空間 \newcommand{\C}{\mathbb{C}} %複素数 \newcommand{\F}{\mathbb{F}} %有限体 \newcommand{\N}{\mathbb{N}} %自然数 \newcommand{\Q}{\mathbb{Q}} %有理数 \newcommand{\R}{\mathbb{R}} %実数 \newcommand{\Z}{\mathbb{Z}} %整数 %%% 2項演算 %%% \newcommand{\f}[2]{ \frac{#1}{#2} } \]

はじめに

いつも「大学数学の文献案内」の記事を読んでくださりありがとうございます.


この記事ですが,追記訂正を繰り返すうちに文字数が膨れ上がり,今や4万5000字に迫ろうかという量になっております.

さすがに重すぎて編集が大変になってきたので,このたび分割して書き直すことにします.

新しいカテゴリ「数学の歩き方」に投稿していくので,よかったら読んでください.

予約投稿している都合上,投稿が始まるのは7月からになりますが,お待ちいただければと思います.


基本的に元の文章は残していく予定ですが,以下のような点で編集方針が少し変わります.


英語の電子書籍を重視する

「大学数学の文献案内」では日本語の教科書を優先して紹介していました.

本屋で洋書はめったに売っていないものですし,読むときも日本語の方がやはり読みやすいからという理由でした.

入手しやすさと読みやすさに配慮したわけです.


しかしながら,あれから私は意見が変わりました.

iPad などのタブレット端末があるという前提にはなりますが,洋書を電子書籍で読んだ方が安く,持ち運びしやすく,場所も取らず,選択肢も広がるということを私は学びました.

なぜ洋書を電子書籍で読むという読書スタイルが数学の勉強をする上で最善であるかについては,かつて次の記事で詳しく扱ったのでここで繰り返すことはしません.

そういうわけで,初心者の方にとってはとっつきにくい印象になってしまうかもしれませんが,今回は洋書の電子書籍を重視することにしました.


大学のカリキュラムを参考にしない

「大学数学の文献案内」では,私は大学の公式カリキュラムにある程度合わせて文献案内を書いていました.

これは大学生が私のサイトを見たときに便利なようにという私なりの配慮でしたが,

その一方で私は自分の個人的な意見を反映させたい!という誘惑に勝つことができませんでした.

その結果,大学の公式カリキュラムと私の個人的な意見がごちゃまぜになってしまい,混乱を生むわかりにくい記事になってしまったと反省しています.

そこで今回は私の個人的な意見だけに依拠して記事を書くことにしました.

「大学数学の文献案内」にはあった矛盾や不徹底な点をなくしていこうと思っています.


達成感をこまめに得られるようにする構成

「大学数学の文献案内」を書いていた当時は,私は大学の学部生/院生でした.

しかし今ではもう大学は卒業して,某企業で働いています.

数学の勉強自体は趣味として続けていますが,もう大学生や院生の方へ向けた有益な情報は何も差し上げることができなくなってしまいました.

少なくとも,「学生向け」の記事は全然書けません.

そこで,今度は「数学を趣味として勉強しているひと」へ向けて書くことにしました.

数論幾何の理解を目指すという目標は据え置きにしますが,しかし速度よりも勉強した時のおもしろさを優先することにします.

具体的には,こまめに達成感が得られるように科目の並びや選び方を工夫することにし,全体的に応用数学の比重を上げることにしています.

理論が少なすぎると高度なことができないのでイライラしますが,かといって応用をおろそかにすると何がしたいのかわからなくなって途方に暮れることになります.

今回のブックガイドでは,理論と応用のバランスを取り,つらく厳しいものになりがちな数学の勉強ができるだけ楽しくできるよう,工夫することにしています.


○○回生向けという表現をなくす

大学のカリキュラムとの対応を意識しないのですから,当然のことです.

1記事ごとに独立させて,「そこに至るまでの前提知識」と「そこから学べる分野」を1分野ごとに示すことにします.

そうすることにより,私としては記事が書きやすくなりますし,読者の皆様も〜回生向けという不毛な表現に惑わされることがなくなります.


繰り返しますが,実際に記事が上がるのはもう少し後で,7月あたりになる予定です.