おはようございます.つい先日30日連続投稿を達成しました.寄り道も多いですが,数論幾何を理解するまで頑張っていこうと思います.
イントロダクション
以前,修論の発表スライドに挿入するイラストをどうやって描くか悩んだという話をしました.
結局 ApplePencil + iPad で手書きイラストを描いて済ませたんですが,あれからいろいろと調査をいたしましてですね.
Inkscape
PowerPoint
という2つのソフトについて,それぞれ使っているという情報をいただきました.
PowerPoint については説明は不要だと思います.MicrosoftOffice に入っているソフトですね.有料ソフトなんですが,同等の機能を持つ LibreOffice は無料で使うことができます.
でも今回は,PowerPoint については触れません.なぜかというと,みんな知ってるからです.さすがに今更 PowerPoint を紹介する記事を書いてもつまらないでしょう.(LibreOffice はそこまで知名度がないので,LibreOffice を使って描くという記事ならネタになるかもしれませんね…)
今回のテーマはもう一つのソフト,Inkscape です.
昔触ってみて断念したことがあるんですけど,もう一度挑戦してみます.
実際にやってみる
Inkscape とは
お絵描きをするソフトには大まかに分けて2種類あって,
ペイント系のソフト.ラスター画像を扱う.
ドロー系のソフト.ベクター画像を扱う.
に分かれています.
数学で本に挿入するための図というのは,ベクター画像です.(色のにじみとか,微妙な色彩とかはあまり大事じゃないですよね)だからドロー系のソフトを探すことになります.
ドロー系のソフトとして最も有名なのは Adobe の illustrator でしょうか.しかし illustrator はサブスクリプション制の高額なソフトで,月々2000円くらいします.
もっと安く済ませたいですね.そこで Inkscape が登場します.
Inkscape は無料かつオープンソースのソフトウェアであり,Windows でも Mac でも動かすことができます.
まあできれば iPad が良いんですけど,この際それはおいておきましょう.
実際にインストールして使ってみることにします.
インストールする
公式サイトからインストールします.
私のPCはWindowsですのでWindows用のを選択しました.
さくさくインストール作業をしていきます.
デスクトップアイコンつくっとこか?と聞かれたので「作っといて!」と答えておきました.
構成要素の中に,なぜか python がいますね.既にインストールしてある Anaconda と干渉したりするかな…?調べたところ,別に干渉したりはしないっぽいですが,たぶん私は使わないと思うのでチェックは外しておきました.
別にチェック入れても良かった気がします.
インストールが終わって,Inkscape が起動しました.めでたいですね.
開いてみると,編集画面はこんな感じです.
広いですね.ちょっと何から始めたらいいかわかりませんが,なんか書いてみますか.
いじってみる
あれこれいじっているうちに,ダイアグラムコネクターという機能を発見.
ダイアグラム…いかにも数学っぽい名前ですね.クリックしてみると,どうやら端点を指定するだけで直線を書いてくれる機能のようです.それだけでなく,自動的に交点を調整してくれる機能もついていました.
これを使って描いた三角形がこちら.
あ~,いいねいいね.めちゃくちゃそれっぽい画像が生成されました.
三角形の頂点をぐいっと引っ張って,三角形の構造はそのままで辺の長さを変えたりもできるんですかね.できそうだけど,やり方がちょっとわからないですね….
感想とまとめ
今回は,Inkscape というPC用のフリーソフトを触ってみました.
なんだかちょっと大変そうなので今回はここまでにします.
次回以降は,でたらめにやるんじゃなくてYoutubeの解説動画とかも見つつ勉強しながら,Inkscapeで何ができるのかを調べていきます.
Farey diagram とか留数定理の積分経路とかも描けるかな?描けたらいいね.