HackTheBox用の環境を手持ちのDell PCに入れたのでやり方をメモします.
用意するもの
Oracle Virtual Box
- 最新版は7なので,この記事ではバージョン7を使用します
- Docker を普段使っている場合,VirtualBox と WSL2 が競合するので起動しません.windowsハイパーバイザープラットフォームを有効にして,再起動してください.
メモリが多いホストPC
- 仮想環境というのはメモリを多く必要としがちなので,ホストPCには16GBくらいメモリが欲しいです
ParrotOS のイメージをDLする
PrrotSecurityの公式サイトからイメージをダウンロードします.
今回は HackTheBox 用の環境を作りたいので,HackTheBox 用と書いてあるところからDLしてください.
仮想マシンの起動
Parrot OS の公式チュートリアルがあります.
このチュートリアルとはVirtualBoxのバージョンが違うのか,これの通りには進みませんが参考にはなります.
仮想マシンを立ち上げる際にいろいろと訊かれるかと思いますが,仮想マシンのメモリとCPUコア数は多めにしておきましょう.
少ないと動作がもたつきます.
メモリは 8GB, CPU数は 10 にしておきました.
ストレージは20GBくらいあればいいと思います.
設定が終わると仮想マシンを立ち上げることができるようになります.
そのまま先に進みたいので Try / install を選択します.
このとき,仮想マシンのウィンドウ内にマウスを持っていくと「キャプチャしますか?」と訊かれるはずです.キャプチャされたマウスは行方不明になりますが,esc
キーを押すとホストPC側に戻ってくるので慌てないでください.
無事起動させることができたら,こんな画面になります.仮想マシンの中でブラウザを開くこともできます.
ParrotOS のインストール
実はまだ Parrot のインストールは終わっていません.デスクトップにある「Install Parrot」というアイコンをクリックして,インストーラを起動してください.
インストーラ内で設定することはだいたい以下の通りです.
- 言語を日本語にし,タイムゾーンをTokyoにする
- キーボードを「Japanese」の「Default」にする
- 「ディスクの消去」「スワップを使用しない」に設定.スワップについてはよくわからないが,Youtubeを見て決めた.
- ユーザを作成.パスワードを設定しておく.暗号化はしておくといいかも.もちろんパスワードはメモしておいた方がいい.
終わったら,インストールが実行されます.環境にもよりますが,かなり時間がかかると思います.終わったら仮想マシンを再起動します.
そのまま起動すると,なんとParrotのインストールが反映されておらず,インストール前の画面になってしまうことがあります.衝撃ですね.
これはVirtualBoxの設定で起動順序の設定が間違っているせいです.いったん仮想マシンを閉じてください.
そしてハードディスクが先になるようにしてください.
その後で仮想マシンを再起動すると,正しくログイン画面になるはずです.
フォルダ名のローカライズをするか聞かれるかもしれませんが,不要です.
自分は大丈夫でしたが,もし画面のサイズを大きくしたときに問題があるようなら,
- 3Dアクセラレーションを有効化したり,
- ビデオメモリーを増やしたり,
してみてください.効果があるときもあります.