パンの木を植えて

主として数学の話をするブログ

PowerShellこそパワー

\[ %%% 黒板太字 %%% \newcommand{\A}{\mathbb{A}} %アフィン空間 \newcommand{\C}{\mathbb{C}} %複素数 \newcommand{\F}{\mathbb{F}} %有限体 \newcommand{\N}{\mathbb{N}} %自然数 \newcommand{\Q}{\mathbb{Q}} %有理数 \newcommand{\R}{\mathbb{R}} %実数 \newcommand{\Z}{\mathbb{Z}} %整数 %%% 2項演算 %%% \newcommand{\f}[2]{ \frac{#1}{#2} } \]

おはようございます.

前回,ターミナルエミュレータ Tabby をインストールし,外観はおしゃれでUIもなかなかやが肝心の syntax highlighting や autocomplete がないねという話をしました.

そのためには Linux 用のターミナルである zsh や fish を使えば実現できそうというところまで判明したのですが,果たして Windows のターミナルは本当にくそざこなのでしょうか.

一度調べてみましょう.


PowerShell はマイクロソフトが作ってるので,マイクロソフトによるドキュメントがあります.

ここ見たらなんかわかるやろ.

ちらっ.

なんか構文で色分けするとか書いてありますね….

これは試してみなければなるまいて.


というわけでドキュメントの手順に従って PSReadLine をインストールしてみました.

気になる結果は.

文字化けしまくってるやんけ!!!!

なんじゃこりゃ!デバッグ甘いよなにしてんの!!!


調べてみたところ PSReadLine の既知の問題らしいので,ReadLine と PowerShell をアップデートすることに.

PowerShell のバージョンは $PSVersionTable というコマンドで確認できるのですが,案の定最新は 7 なのに バージョン5 が入ってましたね.

GitHub の PowerShell リポジトリ経由で更新.

PowerShellのリポジトリカードの看板を背負う謎のお姉さん


再び起動してみると,どうでしょう.

いつもとは違う真っ黒な画面が現れました.ちゃんとアップデートされたみたいですね.PSReadLine も同梱されてるらしいし,最初から PowerShell をアップデートするだけで良かったっぽいですね.

シンタックスハイライトについては知りませんが,Tab キーで補完するのはできてるっぽくてひとまず満足.しばらく使ってみて,感想とか後で書きます.


Tabby に新入りのターミナルがやってきたことをどう伝えようかと少し悩んだのですが,何もしなくても認識されてて,PowerShell Core という名前で既に入ってました.もう知ってたか.地獄耳やな.


ではここらでテストをしてみましょう.

cd \ からの ls -Directory を実行してみます.PowerShell 7 とやらの実力をみせてくれい.

あ,あれ……?なんかカッコ良くない?それに見やすいな.

画面は Tabby から起動したものなので配色が適用されているとはいえ,last write time とかまで取得してくれるのすごく親切だしモダンじゃん.

また,-Di と打って Tab を押すと保管されて -Directory になるし,自動補完もちゃんと働いてる様子.

やるやん,PowerShell.パワーという名前は伊達じゃなかったんやね….

次からはもっと君のこと使うわ.今まで「Microsoft純正のツールはどうにもダサいな!!!」とか言っててごめんな!